株式会社設立の流れ・必要書類
結論
株式会社の設立は、定款作成・公証役場での認証・出資金の払い込み・登記申請という順序で進みます。不動産業を営む場合は、定款の事業目的に「宅地建物取引業」を含めておくことが宅建業免許の申請につながる重要なポイントです。
定款作成のポイント
定款には、商号・事業目的・本店所在地・資本金の額・発起人の氏名などを記載します。不動産業を営む場合は、事業目的に「宅地建物取引業」を含めておく必要があります。宅建業免許の申請時にも定款の事業目的が確認されるため、この段階で漏れなく記載しておくことが重要です。
定款認証・登録免許税の費用感
株式会社の定款は公証役場での認証が必要で、認証手数料は資本金100万円未満で1万5,000円〜3万円、100万円以上300万円未満で4万円、300万円以上で5万円です(2026年7月時点)。設立登記にかかる登録免許税は資本金の0.7%で計算されますが、最低15万円という下限が法律で定められています。
自分で行うか専門家に依頼するか
定款作成から登記申請までは自分で行うことも可能ですが、書類に不備があると手続きが滞ることがあります。特に開業準備で忙しい時期は、司法書士に依頼して他の準備(宅建業免許の申請準備等)に時間を使うという選択肢も検討する価値があります。
株式会社設立の全体の流れ
会社の基本事項を決める
商号・事業目的・本店所在地・資本金額などを決めます。
定款を作成する
決定した基本事項をもとに定款を作成します。
公証役場で定款の認証を受ける
本店所在地を管轄する都道府県内の公証役場で認証を受けます。
出資金(資本金)を払い込む
発起人が資本金を金融機関口座に払い込みます。
設立登記を申請する
法務局に設立登記を申請します。
各種届出を行う
登記完了後、税務署等へ各種届出を行います。
登記申請に必要な主な書類
設立登記申請書
定款(認証済みのもの)
発起人の印鑑証明書
資本金の払込みを証する書面
通帳のコピー等
就任承諾書(取締役等)
印鑑届書
よくある質問
定款はどこで認証してもらえますか?
本店所在地を管轄する都道府県内の公証役場で認証を受けます。
設立登記の申請は自分でもできますか?
書類を揃えれば自分で申請することも可能ですが、不備があると手続きが遅れるため、司法書士へ依頼するケースも多く見られます。
執筆・監修: 小嶋 勇輝(宅地建物取引士)