不動産会社の商号(社名)の決め方・注意点
結論
会社の商号は、使用できない文字種などの一定のルールを除けば基本的に自由に決められます。商号は自由度が高い分、法的なチェックとブランディングの両方の視点から検討することが大切です。
商号は原則自由に決められる
会社の商号(社名)は、使用できない文字種などの一定のルールを除けば、基本的に自由に決めることができます。ただし、実務上気をつけておきたいポイントがいくつかあります。
注意点1:同一住所での同一商号
同じ住所に、既に同一の商号を持つ会社が登記されている場合、その商号は使用できません。事前に法務局で類似商号の有無を確認しておくと安心です。
注意点2:他社の商標権への配慮
既に商標登録されている名称と類似した商号を使用すると、後から商標権侵害を指摘されるリスクがあります。可能であれば、商標検索サービスなどで事前に確認しておくことをおすすめします。
注意点3:業種が伝わる命名
必須ではありませんが、「不動産」「estate」「home」といった言葉を含めることで、顧客に事業内容が伝わりやすくなります。地域名を含めることで、地域密着のイメージを打ち出す事業者も多く見られます。
注意点4:ドメイン・SNSアカウントとの整合性
開業後にホームページやSNSを運用することを見据え、商号に近いドメインやアカウント名が取得できるかも合わせて確認しておくと、後々の混乱を避けられます。
まとめ
商号は自由度が高い分、法的なチェックとブランディングの両方の視点から検討することが大切です。決定前に、類似商号の有無とドメイン等の空き状況を確認しておきましょう。
商号を決める前に確認したいこと
同一住所で同一の商号が既に登記されていないか(法務局で確認)
既存の商標登録と類似していないか(商標検索サービス等で確認)
業種が伝わる言葉(「不動産」等)や地域名を含めるか検討したか
商号に近いドメイン・SNSアカウント名が取得できるか
よくある質問
商号に使える文字に制限はありますか?
漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字・アラビア数字や一部の記号が使用可能です。使用できる記号には一定のルールがあります。
商号は設立後に変更できますか?
変更は可能ですが、登記変更の手続きと費用が発生します。慎重に検討して決めることをおすすめします。
執筆・監修: 小嶋 勇輝(宅地建物取引士)