業界団体(宅建協会等)への物件流通の仕組み
結論
宅建協会(宅地建物取引業協会)や全宅保証・ハトマークグループ等の業界団体に加入すると、レインズとは別に、会員同士の物件情報交換会や地域の勉強会、共同での広告事業等にアクセスできます。加入は法律上の義務ではありませんが、保証協会への加入は営業保証金の供託免除のメリットがあるため、多くの新規開業者が加入を選択しています。まず自社が加入予定の保証協会が、どのような物件流通・情報交換の機会を提供しているかを窓口で確認してください。
業界団体経由の情報交換の仕組み
宅建協会の支部単位で開催される物件情報交換会や、会員向けの掲示板・メーリングリストを通じて、レインズとは別ルートでの物件情報の共有が行われています。地域に根ざした同業者とのつながりを作る機会としても機能します。
レインズとの違い
レインズは全国規模のシステムで法律上の登録義務(専任・専属専任媒介の場合)がありますが、業界団体経由の情報交換は任意の取り組みであり、地域性・会員同士のつながりに重きが置かれています。両方を併用することで、より広い物件流通ネットワークにアクセスできます。
保証協会加入のメリット
保証協会に加入すると、本来必要な営業保証金(主たる事務所1,000万円等)の供託に代えて、弁済業務保証金分担金(60万円等)の納付で済むという大きなメリットがあります。物件流通ネットワークへのアクセスは、加入の副次的なメリットの一つです。
よくある質問
宅建協会と保証協会は同じ団体ですか?
多くの都道府県では宅建協会(任意加入の業界団体)と保証協会(弁済業務を行う法定機関)が一体的に運営されていますが、法律上は別の機能を持つ組織です。詳細は加入予定の地域の窓口で確認してください。
業界団体に加入しなくても営業はできますか?
加入は任意のため営業自体は可能ですが、保証協会に加入しない場合は営業保証金1,000万円程度の供託が必要になります。詳細は保証協会に関する別記事で解説しています。
執筆・監修: 小嶋 勇輝(宅地建物取引士)