開業資金シミュレーションの作り方
公開日: 2026年7月16日
結論
開業資金のシミュレーションは、(1)会社形態・免許区分・保証協会加入か供託かなど確定している法定費用・団体費用を積み上げる、(2)事務所の候補物件ごとの見積もりを反映する、(3)運転資金を加える、という3ステップで作成します。1パターンだけでなく、コストを抑えた場合・標準的な場合など複数のシナリオで試算しておくと、資金調達額の判断がしやすくなります。まずこれまでの記事で確認した確定要素(法人設立・免許・保証協会の費用)から積み上げを始めてください。
確定要素から積み上げる
会社形態(株式会社/合同会社)、免許区分(知事/大臣)、保証協会加入か供託かは、開業前に自分で決められる要素です。これらを決めた時点で、法定費用・団体費用はほぼ確定金額として計算できます。
変動要素を反映する
事務所の家賃・内装費用など、物件によって変動する項目は、候補物件が決まった段階で実際の見積もりに置き換えます。複数の候補物件がある場合は、それぞれのパターンで試算しておくと比較しやすくなります。
複数シナリオで試算する
コストを最大限抑えたシナリオ(合同会社・電子定款・自宅事務所・保証協会加入)と、標準的なシナリオ(株式会社・事務所を借りる)の両方で試算しておくと、資金調達が必要な金額の幅を把握しやすくなります。
よくある質問
シミュレーションはエクセルで作るべきですか?
表計算ソフトを使うと、項目ごとの金額変更に応じて合計が自動計算されるため便利です。無料のテンプレートも多く公開されています。
シミュレーションは融資申込みにそのまま使えますか?
融資申込みには所定の事業計画書の様式が必要ですが、自作のシミュレーションはその根拠資料として活用できます。
執筆・監修: 小嶋 勇輝(宅地建物取引士)